Pray for 3.11〜東日本大震災から11年

Pray for 3.11。
2011年3月11日に発生した東日本大震災からきょうで11年。警察庁などによると死者・行方不明者合わせて1万8423人。そして、未だに避難生活を余儀なくされている方も沢山いらっしゃる現状です。

節目とか節目じゃないとかそういうことではなくて、東日本大震災ということで見ると、3月11日は犠牲になられた方、誰かの大切な方の命日です。震災を思い出し辛い思いをされていらっしゃる方々が居ると思うと胸が苦しいです。

改めて自然災害の恐ろしさを感じ、日頃の防災、いざという時どう動くのかなど見直して頂くとともに、

亡くなられた方の人生が輝いていたこと、
誰かにとても愛されていたこと、
残された方々が大きな悲しみを抱えながら今この時を歩まれていること、
亡くなった方々の命も残された方々の命も共に尊いということ…

ほんの少しでも感じて、心を寄せて頂ければと思います。

私もそのことを忘れません。
そして、これからも東日本大震災のことを伝えていきます。
被災して大変な中、取材を引き受けカメラの前に立って下さったすべての方々に感謝と敬意を表すと共に、時に同じ志を持つ方々と手を携え合いながら震災の教訓を、悲しみは終わらないことを、これからも伝えていきたいと思います。

きょうは神奈川県の中学校に出張し、学生の皆さまに震災のことを少しお話させて頂きます。

皆さまもどうかご自身の命を大切にして頂きながら、きょうでなくても、東日本大震災のことを想って頂ければと思います。

毎年、3.11にはお花を生けています。


小原流のいけばなから発想を得て、
大切な方を亡くされた方々の悲しみと輝く命、淡い色合いで安らぎと希望を表現しました。スイートピーの甘い香りがしています。

亡くなった方々の魂が安らかでありますように。
大切な方を亡くされた方々の悲しみがどうか少しずつでも柔らかい痛みになっていきますように。

外国の戦争の現状にも辛くなる2022年の3月。
今を生きるすべての命、
尊く美しい命。
皆で大切に想っていけたらいいのに。