pray for 3.11

きょうで、東日本大震災から10年。
3月11日は、誰かの大切な方の命日でもあります。
警察庁のまとめによりますと、東日本大震災による死者は1万5899人で今もなお2526人の行方がわかっていません。(今月1日現在) 

岩手に居る大好きな友人から、3.11用の仏花をオーダーして頂きました☆
出会いは、ディレクターとナレーションを担当させて貰ったドキュメンタリー番組「テレメンタリー2015 3.11を忘れない 生きた証 〜語り継ぐ痛み」(テレビ朝日)の取材と震災が縁でしたが、今では大切で大好きな尊敬する友人です☆☆




震災で亡くなられたお母様は、「笑顔」「朗らか」なイメージということで、向日葵を、
おばあ様は、教師などされていたということで、「キャリアウーマン」のイメージから凛とした百合を、
それぞれ考えて頂き、かたちにさせて貰いました。
大切な仏花をお作りさせて貰い、オーダー頂き本当にありがとうございます☆☆☆



私は局アナ時代、ドキュメンタリー番組制作などで震災遺族の方々とお会いし取材させて貰う機会がたくさんありました。
結婚出産というライフステージの変化に伴い、岩手を離れ今は東京に居ますが、今は連絡の取れない方のことも、遺族の方々のこと、そして亡くなられた方々のことも今でもよく覚えています。東京に来てからも3.11のことは常に頭にあり、取材させて貰った方々のこと、今も心の中で大切に思っています。
取材させて貰い本当にありがとうございました。


一つひとつの命の重み、そして命は尊く人生は素晴らしく、だからこそ命を守る防災が大切なのだということ。
教えて頂いたからこそ、これからもたくさんの方と手を携え合いながら様々な方法で震災継承の活動に取り組んでいきたいと思います。


被災された方々にとっては、10年という区切りは何でもないとは思います。
悲しみも大変さも何も終わっていないのだから。
ただそれでも、取材させて貰ってきて感じるのは、節目は節目で結構重要で、例えばそれぞれが一歩踏み出すきっかけになることもあるのかなということ。仏事もそうですよね、初七日、四十九日、一回忌、など。
そして、あまり震災に関心のない方々が、この日はマスコミなどが報道することで、ちょっとだけ立ち止まって、ご自身や身の回りの方の防災について考えてくださったり、被災地に想いを寄せてくだされば嬉しいなと私は一個人として思います。


pray for 3.11。
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、残された方々それぞれの苦しみがほんの少しでも、ほんの少しずつ軽くなって、時と共にほんの少しでも柔らかい痛みになっていきますように。